ジェラートもグラニータも、本場シチリア流はパンと一緒に!

ジェラートもグラニータも、本場シチリア流はパンと一緒に!

昨今、日本にも登場したジェラートのパニーノ。カップでもなくコーンでもなく、「ジェラートをパンに?!」と、ちょっと不思議な感じはしますが、これが意外と合う! グラニータにもパンを添えます。夏のシチリアに行くなら、マストアイテム。バカンスまっただなかのパレルモから、ジェラートとグラニータの食べかたやオーダーの仕方をご紹介!

夏のシチリアの朝は冷たく甘い❤

夏のシチリアの朝は冷たく甘い❤

イタリアの朝食は甘い。イタリア好きの皆さまは、よくご存じのことでしょう。カッフェ(エスプレッソやカップチーノ)とコルネットがイタリアの定番の朝食ですが、夏のシチリアではカッフェのグラニータとふわふわのブリオッシュ(丸くて甘いパン)♪ 朝から、なんと享楽的なのでしょう(笑)! バカンス中なら、海辺のテラスでまったりと透明な地中海を眺めながら……。周りのうるさいイタリア人の声以外のストレスが何もない極楽な一日を、冷たくさわやかに、甘〜く始めるわけです。ドルチェ・ヴィータです。

グラニータは、イタリア流のかき氷。凍らせながら砕いて、シャリシャリとした食感に仕上げます。フレーバーはカッフェのほか、レモン、アーモンド、スイカ、アンズ、オレンジなど。生クリームは、お好みで添えます。

食欲がないときのランチにも!ジェラートのパニーノ

食欲がないときのランチにも!ジェラートのパニーノ

グラニータに添えるふわふわのブリオッシュは、いわゆる「ジェラートのパニーノ」で使うパン。昨今、日本でもジェラートのパニーノを見かけるようになりましたが、本場シチリアでは、はみ出すほどにモリモリに挟むのがデフォルトです。写真のように、バカンス先のジェラテリアなら、もう、乱れ盛り! ダメ押しに生クリームをどっさり乗せる人もいます。イタリア語では、「ブリオッシュ・コン・ジェラート」と呼び、シチリアなら、ほぼどこのジェラテリアでもオーダーが可能です。

パンとジェラート……と聞くと一瞬たじろぎますが、よくよく考えれば、冷たいクリームパン。想像力が及べば、理解の範囲。暑くて食欲が落ちているときや暑い日のランチに、栄養の面でも最適の一品になります。

ちなみにグラニータ×ブリオッシュは、なかなか想像し難いシロモノではありますが、一緒に食べてみると、あら意外。グラニータの冷たさをブリオッシュがまろやかに包み込み、キーンとなるのを防いで穏やかに、優しく味わえる絶妙のコンビであることに気づくことでしょう。そういえば、日本にも宇治金時白玉がありましたね。

どうせなら欲張って!フレーバーは組み合わせて

どうせなら欲張って!フレーバーは組み合わせて

さて、ジェラートをオーダーする際、一般的にはフレーバーを数種類選ぶことができます。最低でも2種類。コーンやカップの小さなサイズ「ピッコロ(S)」でも、2種類は選べます。「ブリオッシュ・コン・ジェラート」なら2〜3種類、店員さんによっては4種類盛ってくれる場合も。せっかくだから、組み合わせの妙を楽しみましょう。

ただし、組み合わせは、クリーム系同士やフルーツ系同士と、系統を合わせるのが無難です。例えば、チョコレート×ピスタチオ、ストラッチャテッラ(チョコチップバニラ)×カフェ、ストロベリー×ヨーグルト、メロン×レモンなど。もちろん各人の自由で決まりはありませんが、それぞれの味の持ち味を生かす組み合わせがあるもの。迷ったら、一つ選んでオススメを聞いてみるのもいいかもしれません。

グラニータは1フレーバーのケースが多いですが、お店によってはオレンジ×レモン、カッフェ×アーモンドなどと、組み合わせてくれるところもあります。夏のシチリアに訪れるなら、ぜひ甘く冷たいひとときをどうぞ! Buon gelato!

岩田デノーラ砂和子

慶應義塾大学卒業。(株)リクルート退社後2001年よりイタリア在住。ローマを経て、2010年からシチリア州都パレルモ在。女性誌・旅行誌のイタリア特集企画編集及びTV・WEB等日本メディアのコーディネートほか、イタリア関連書籍多数。イタリアのプロで作るチームLa Vacanza Italiana主催、国際ジャーナリスト協会会員・イタリア商工会議所認定通訳。

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