キアラモンテ・グルフィで豚肉を堪能!

キアラモンテ・グルフィで豚肉を堪能!

シチリアは豚肉もおいしいですよ。と言うと驚かれます。シチリアの東側ラグーサ県内、標高600m 人口8000人程の小さな街キアラモンテ・グルフィ。
この街はオリーヴオイルの名産地でもありますが、訪れるほとんどのお目当ては豚肉料理。創業1896年。120年以上続くRistorante Majore (レストラン マイヨーレ)は、カウンターに「QUI SI MAGNIFICA IL PORCO」の文が。豚肉万歳!! 豚サイコー!! 豚を堪能しましょう!! との意味合い通り、それはそれはおいしい、昔ながらの豚肉料理がいただけます。必要な分だけを無駄なく丁寧に作る。豚にも人にも優しいレストランです。

4代続く老舗豚専門レストラン

4代続く老舗豚専門レストラン

東シチリアの山並みの街はバロック様式の美しい街並みが多い。4代続くマイヨーレは、キアラモンテ・グルフィの街の中心DUOMO広場の横の坂道を登った徒歩数分。この坂の石畳や家並に哀愁を感じ、歓迎されているような、豚への想いとテンションを上げてくれる。そもそもなぜに豚肉料理?! この山間の地域では、昔から家畜として豚を飼い、新鮮な豚肉を食し、加工保存する習慣があり、この土地ならでは豚肉レシピが多く存在しているそうです。

そもそもマイヨーレはワインを売るエノテカから始まり、地元の食材、豚肉を作った料理を提供し、今の豚肉専門レストランとなったそうだ。お店の入り口右手側にあるオープンキッチンでは、煮込み料理の最中で、良い香りが食欲を増す。地域の伝統料理を主にした、おすすめの定番料理をご紹介しよう。

絶対食べよう! 前菜盛り合わせ

絶対食べよう! 前菜盛り合わせ

はるばる遠くから来るにはやはり理由があります。 サラミ、生ハムなどの加工品も自家製で、レストランにて必要な量だけを年間に生産する。通常生ハムに使うモモ肉をサラミに使用しているので、クセのない、柔らかい、甘味のあるサラミで幾らでも食べられます。

このサラミもマイヨーレのお目当ての1つですが、前菜の盛り合わせ(6ユーロ)でいただける自家製サラミやコッパ。そして2つ目のお目当て、ジェラティーナ。南イタリアで良く食べられる、いわゆる、豚肉の煮凝りです。通常白っぽいゼラチン部分と大量の肉の塊がガッチリと固まっているのですが、マイヨーレのジェラティーナはとても上品です。 透明で、デザートのような美しさと丁度良いプルプル感。デリケートな酸味としっかりした肉の味のバランスは感動的です。

絶品ラグーリゾット

絶品ラグーリゾット

前菜の後にはお待ちかね。豚肉のラグーとラグサーノチーズのリゾット(RISOTTO ALLA MAJORE 、7ユーロ)は外せません。
とにかく1度は食べてもらいたい、食べた方が良い、食べなきゃダメです。
と豪語したくなるこのリゾット。シンプルなのに、奥行きのある味わいで、ここでしか食べられない一皿で、何度でもまた直ぐに食べにきたくなるリゾットです。 
もちろんこの地方代表料理である、リコッタのラビオリと豚の煮込みのソース(RAVIOLI DI RICOTTA CON SUGO、7ユーロ)も捨てがたい。と悩んでいると、2種盛りにしてくれます。
セコンドまで余裕のある時は、モモ肉の野菜詰めの煮込み(COSTATA RIPIENA、9ユーロ)や自家製サルシッチャの炭火焼(SALSCICCIA ALLA BRACE、9ユーロ)やシチリア風ミートローフ(FALSOMAGRO ALLA SICILIANA、10ユーロ)がおすすめです。全体的にあっさりと優しい味付けです。
ワインは、この地域生産のシチリアで唯一のD.O. 赤ワイン、チェザスオーロ ディ ヴィットリア(CERASUOLO DI VITTORIA)をお供に。豚を思う存分堪能し、はるばる来た甲斐があったと豚様に感謝する食事になる事でしょう。

リストランテ マイヨーレ(RISTORANTE MAJORE)
住所VIA MARTINI UNGHERESI 12,CHIARAMONTE GULFI,RAGUSA
営業火曜〜日曜 12:30〜14:45, 19:30〜22:30
定休日月曜日(7月中旬に長期休みあり)
電話+39 0932 928019
HPhttps://www.majore.it/
行き方interbushttp://www.interbus.it
カターニアからキアラモンテ・グルフィ郊外バス停まで所要時間1時間20分。
ラグーサからキアラモンテ・グルフィ郊外バス停まで所要時間25 分。

秋草 奈緒子

シチリア州東部 シラクーサ在住。 旧市街オルティージャ島にて、シチリア料理と和食のレストランla cambusa (カンブーザ)を経営。 笑いの絶えないシチリアでの生活。旅行。食事。 シチリアのシンボル、3本足のトリナクニアがあなたを待っています! (写真:パプリカと私 in シチリア)

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