駆け足でパルマ、おすすめは?

駆け足でパルマ、おすすめは?

パルマという食の町には行ってみたいけど、ゆっくりできるほどの時間はない。そんなとき、私だったらどこをおすすめするかなあと、考えてみた。
イタリアに何度か来ているという方がパルマに来てまず驚くのは、町の美しさ、エレガントさだ。駅を出て、パルマの町に入ると、薄い黄色の建物が続く。町を行く人たちはおしゃれで、ちょっとスノッブな感じを与えるほどだ。
パルマは1800年代、約50年間フランスとの関わりがとても深かった。スタンダールは、フランス軍が占拠していたその時代のパルマを舞台に「パルムの僧院」を書き下ろした。また、ナポレオンの2番目の妻であったマリア・ルイージャが、1814年から1847年まで33年間統治していた。オーストリアのハプスブルグ家出身のマリア・ルイージャ。高貴な姫は懐が広く、パルマ市民に愛された。町は姫の好きな黄色に彩られ、姫の好きなスミレが植えられた。パルマはマリア・ルイージャ好みの町になった。高貴な血の愛するエレガントな町。ふらっと歩くだけで、他の町との違いを感じさせられる。

中世にタイムスリップ、ファルネーゼ劇場

中世にタイムスリップ、ファルネーゼ劇場

まず行きたいのは、ファルネーゼ劇場。1618年にコジモ2世がパルマに立ち寄る際に歓迎すべく建設されたが、病のため見ることなく亡くなった。それから、1628年にパルマのファルネーゼ家の息子オドアルドとコジモの娘マルゲリータ・デ・メディチの結婚を機会にこけら落としされるまで、10年間使用されることなく眠っていた。こけら落としでは、この木製劇場に水が張られ海上戦劇が行われたというから、スケールが大きい。
国立美術館に繋がるピロッタ宮殿内の重い扉を開けると、中世にタイムスリップする。素晴らしい瞬間だ。

ふらっと国立美術館

ふらっと国立美術館

続いて国立美術館を早足で歩く。イタリアの他の博物館同様、ゆっくり見れば丸1日かかる。とりあえずパルミジャニーノの「トルコの女奴隷」、レオナルド・ダ・ヴィンチの「ほつれ髪の女性」は見ておきたい。

ドゥカーレ公園でお茶はいかが?

ドゥカーレ公園でお茶はいかが?

歩き疲れたところで、パルマ川を渡ってドゥカーレ公園へ。20ヘクタールの敷地に170年を越す樹齢の木が植わっている。1561年にファルネーゼ8世により、施された。天気の良い日は、のんびりと木漏れ日を浴びながら優雅な気分でお茶を。贅沢にアートを鑑賞した後は、気持ちもゆったりとリラックスできる。公園内にある「キオスコ」というバールは、チェントロに住んでいた時の私のお気に入りの場所だった。
そして、短い半日の終わりはやっぱりお土産。パルミジャーノ・レッジャーノは、イタリアの主要空港で売ってはいるけれど、やっぱり現地で購入したい。

ファルネーゼ劇場(Teatro Farnese)
住所 Piazza della Pilotta, 15 - 43100, Parma (PR)
TEL0521 233 309
営業時間火〜土曜08:30〜19:00、日曜13:00〜19:00
休日 月曜
パルマ国立美術館(Galleria nazionale di Parma)
住所 Piazza della Pilotta, 5, 43121 Parma (PR )
TEL0521 233 309
営業時間火〜土曜08:30〜119:00、日曜13:00~ 19:00
休日 月曜

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西村 明美

初めて食べたプロシュット・ディ・パルマとパルミジャーノ・レッジャーノチーズに魅される。2003年には好きだったワインを勉強し、AISイタリアソムリエ協会のソムリエの資格を取る。その後、サルメリア研修をし、パルマの食を勉強。各種コーディネート、通訳、翻訳など活動中。

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