パレルモの名物ストリートフード Vol.2 パネッレとクロッケー

パレルモの名物ストリートフード Vol.2 パネッレとクロッケー

「死ぬまでに食べたいストリートフードの町」世界第5位、欧州第1位のパレルモ(『Forbes』より)。まだまだ知られていないパレルモ名物のストリートフードたちを、現地パレルモからシリーズでお届け! 第1弾の「アランチーナ」に続き、今回は「パネッレとクロッケー」。激ウマなパレルモ流の食べ方と共にご紹介します!

ヒヨコ豆ペーストのフリット「パネッレ」

ヒヨコ豆ペーストのフリット「パネッレ」

パレルモの旧市街を歩けば、あちこちで見かけるヒヨコ色の平たい揚げ物「パネッレ」。チェーチ(ヒヨコ豆)の粉と水を混ぜて煮た“ポレンタ”を平たく型に抜いて乾かし、カラリと揚げたパレルモの伝統料理のひとつで、その歴史は古く、シチリア島がアラブ首長国だった9〜11世紀にヒヨコ豆ポレンタの食習慣が持ち込まれた後、よりおいしくいただく方法として、中世時代後半にフリットにしていただく今のパネッレが誕生したと言われています。
最近では、トラットリアやリストランテで登場することがありますが、本場パレルモの下町に刻まれているのは、学校や街角に現れるロバで屋台を引いた“パネッラーロ”の揚げたてパネッレを挟んだパニーノの記憶。そう、パネッレはパニーノの具でもあるのです!

パレルモのフライドポテト「クロッケー」

パレルモのフライドポテト「クロッケー」

パレルモでパネッレを食べるとき、ほぼ常にセットになるのが「クロッケー」。プレツェーモロ、ミントを加えた楕円形のフライドポテトのことで、シチリア語では「カッツィッリ」(訳すのは、少々はばかられますのでご想像ください)と呼ばれます。おいしいものは、長さが6cm以下であること。6cmとは、平均的な中指の長さ。つまり手作りが必須です。黄金色にカラリと揚がってサックサク、中はふんわりとろけるような柔らかさ。ひとつ30gを超えない程度の(パレルモでは珍しい)小さめサイズですが、一人分は5〜6個です。

レモンと塩で! パレルモ流コロッケパン

レモンと塩で! パレルモ流コロッケパン

パニーノに、パネッレを挟んだパーネ・エ・パネッレに、クロッケーを加えたらパレルモ流コロッケパン「パニーノ・コン・パネッレ・エ・クロッケー(パニーノ・エ・パネッレ・エ・クロッケーでもOK)」のできあがり!

炭水化物オン炭水化物、しかも揚げもの……と、カロリー&糖質ボンバーですが、そのおいしさは悪魔的。塩をふりかけ、レモンでさっぱり(ごまかして)、がっつりいただきます。ちなみに、パンは「マファルダ(うねり模様のゴマ乗せパン)」か「モッフォレッタ(丸いゴマ乗せパン)」でなければなりません(←結構厳しい・笑)!

というわけで、揚げもの続きではございますが、比較的日本人でも食べやすそうなライト系(?)から順にご紹介してみました。次回は、パレルモジャンクのthe定番。一度食べるとハマっちゃう人続出の「内臓バーガー」です!

岩田デノーラ砂和子

慶應義塾大学卒業。(株)リクルート退社後2001年よりイタリア在住。ローマを経て、2010年からシチリア州都パレルモ在。女性誌・旅行誌のイタリア特集企画編集及びTV・WEB等日本メディアのコーディネートほか、イタリア関連書籍多数。イタリアのプロで作るチームLa Vacanza Italiana主催、国際ジャーナリスト協会会員・イタリア商工会議所認定通訳。

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