カラブリア州・ピッツオ(Pizzo)。ティレニア海に面したナポレオンと特産ジェラートと漁師の村

カラブリア州・ピッツオ(Pizzo)。ティレニア海に面したナポレオンと特産ジェラートと漁師の村

カラブリア州の空の玄関・ラメッツィアテルメ空港から車で約20分。穏やかなティレニア海に面したこの小さな漁村は、グルメも歴史好きも大満足な散策のできる村。この村特産のグルメ、この土地が記憶する歴史に触れてみませんか。

ピッツォに来たら食べておきたい! この村生まれのジェラート「タルトゥーフォ ディピッツォ(Tartufo di pizzo)」

ピッツォに来たら食べておきたい! この村生まれのジェラート「タルトゥーフォ ディピッツォ(Tartufo di pizzo)」

この村発祥のジェラートといったら、タルトゥーフォ ディ ピッツォ(Tartufo di pizzo)。見た目は大人のげんこつ大くらいの巨大なおはぎ。実際はカカオパウダーを表面に塗り丸く成形されたヘーゼルナッツ風味のジェラートの中心に、ダークチョコレートのクリームが仕込んであるカロリー爆弾。この土地を訪問される高貴な方へのデザートとして考案されたと言われています。
現在では元祖の「黒バージョン」の他にピスタッチオバージョンや白バージョン(ミルクのジェラートにホワイトチョコソース)など種類も豊富に。
他の街でも食べられるけれど、このジェラートを食べるためだけにピッツォに寄る人がいるほどファンが多いジェラートです。

村歩きの仕方&史跡を訪ねる

村歩きの仕方&史跡を訪ねる

村歩きは聖フランチェスコ(パオラ)をお祭りしたコンベント(ConventoS. Francesco di Paola)からはじめましょう。コンベント前を下っていく道がこの村のメインストリート。古くからある漁村の雰囲気がたっぷりです。
要塞近くまで来ると、道の両脇にはタルトゥーフォ ディ ピッツォを看板メニューにしたバーがいっぱい。テラス席に陣取り、ひと休みしながら海を眺めるのも一興です。
海にせり出すように作られている要塞が通称「ミュラの城」。フランス皇帝ナポレオンの義弟で、ナポリ王を任じられ南伊に渡った美貌のミュラ提督が人生最後を過ごした牢獄要塞です。現在、城内は当時の様子を復元した資料館になっていて、ミュラが残した手紙なども見ることができます。

カラブリアみやげはこれで決まり? この村伝統のツナ製品

カラブリアみやげはこれで決まり? この村伝統のツナ製品

カラブリア州で数少ない漁村だったピッツォ。マグロ漁でも有名で、伝統あるマグロの加工品・ツナ缶メーカーが多数存在します。ほとんどのメーカーで、古くからの作り方をそのまま引き継いでいて、手作業が非常に多い「伝統」の作り方で、カラブリア人が溺愛するツナ加工品が作られています。
地元でも愛されるツナは瓶入りのものが最高級品。都市部のスーパーで購入するとビックリするような価格ですが、地元で購入するとやっぱりお買い得。
現在ではカラブリア州の他の特産食材と合わせたツナ製品も多数開発されていて、ちょっと珍しいツナ缶(瓶)はどこに持って行っても大変喜ばれます。重いのが難点だけれど、食通さんへのカラブリア土産におススメです。

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澤井 英里

カラブリア州コセンツァ(Cosenza)市在住。司法事務所勤務の傍ら、こよなく愛する州の紹介や現地在住コーディネーターとして各種ご案内に対応。スキーが大好きな食いしん坊ソムリエ。 素朴ながらも豊かな郷土料理とそれを支える自然環境・人・四季に寄り添ったカラブリア州での生活に美しさを感じます。

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