芸術作品が身近な町・コセンツァのメインストリートは素通りできない無料の青空美術館

芸術作品が身近な町・コセンツァのメインストリートは素通りできない無料の青空美術館

カラブリア州の北の玄関・コセンツァ市。ラメッツィアテルメ空港から車やバスで約1時間。ナポリ~シチリアを結ぶ電車でパオラ駅経由で到達できるこの町は、シラ国立公園の入り口でもあります。古来よりの伝説が数多く息づくこの町のメインストリート・コルソマッツィーニは、「青空美術館」として有名。有名芸術家の彫刻作品が無造作に並び、アートの町としてのコセンツァを十分に楽しめる、歩行者天国の様子をお届けします。

青空美術館って?

青空美術館って?

コセンツァ市の青空美術館では主に寄贈された芸術作品を公道に展示しており、「MAB(マブ)※Museo all’Aperto Bilotti(ムーゼオ アル アペルト ビロッティ)の略」と呼ばれています。美術館の位置は、歩行者天国のコルソマッツィーニ(Corso Mazzini)。歩行者天国エリアがそのまま美術館として機能しています。

巨大な市営地下駐車場が自慢であるビロッティ広場(Piazza Birotti/ピアッツァ ビロッティ)と、市庁舎のあるマッテオッティ広場(Piazza Matteotti/ピアッツァ マッテオッティ)をほぼ直線で結ぶこの道では、どこから歩き始めても自然と青空美術館の展示作品を楽しめますが、やっぱりおすすめはビロッティ広場からの散策。

広場内や通り沿いに世界的に有名な芸術家やイタリア出身の芸術家による作品が無造作に置かれていて、触れることも可能。見学はもちろん無料です。

教科書で見た作品もたくさん。ゆったり散策を楽しもう

教科書で見た作品もたくさん。ゆったり散策を楽しもう

青空美術館の一番の見どころは、デ・キリコやダリなど世界的に有名な芸術家の作品。どの作品もロット番号の入っている本物です(型に金属を流し込んで作るタイプの作品は、同じ作品が世界中に存在します。型があればいくつも同じものを作れる制作過程は、日本の浮世絵と似ていますね)。
そして、コセンツァ出身の芸術家やカラブリア州を題材にした作品も多数あります。私のお気に入りは、コセンツァ市からも見えるシラ国立公園内に生息し、コセンツァサッカークラブのロゴにもなっている『シラの狼』を題材にした作品。少し隠れた場所にあるので探してみてください。コルソマッツィーニ周辺にも作品の展示があるので、お気に入りを探しながら、ゆっくり散策がおすすめです。

シーズンに合わせた特別展示もたくさん。お買い物&ストリートフード天国でカラブリア流そぞろ歩きをどうぞ

シーズンに合わせた特別展示もたくさん。お買い物&ストリートフード天国でカラブリア流そぞろ歩きをどうぞ

コルソマッツィーニは、古くからおしゃれなコセンツァ市民御用達のショッピングストリート。現在でも歴史のある店舗が軒を連ねていて、最近はカラブリア州の特産食材を使う、ちょっと変わったストリートフードのお店も増えました。市が設置するクリスマスツリーや、多くの企画展やファッションショーなどもここで開催されます。

芸術作品をゆっくり鑑賞するなら人の少ない平日の午前中がおすすめですが、月曜午前中は閉廷しているお店も多いのでご注意を。ストリートフードやショッピングを楽しみながらそぞろ歩きをするなら、平日の夕方や週末がおすすめ。芸術作品と共に、カラブリア州の北の町として栄えてきたコセンツァの雰囲気を、存分に感じることができますよ。

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澤井 英里

カラブリア州コセンツァ(Cosenza)市在住。司法事務所勤務の傍ら、こよなく愛する州の紹介や現地在住コーディネーターとして各種ご案内に対応。スキーが大好きな食いしん坊ソムリエ。 素朴ながらも豊かな郷土料理とそれを支える自然環境・人・四季に寄り添ったカラブリア州での生活に美しさを感じます。

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