時間の無い方にもおススメ!駅チカでジェノヴァが一望できるダルベルティス城

時間の無い方にもおススメ!駅チカでジェノヴァが一望できるダルベルティス城

ジェノヴァに数時間しか滞在しない方へおすすめのコース! 駅チカで、スーツケースを駅構内に預けられ、電車に乗り遅れる心配もなく安心してジェノヴァを一望できるスポットを紹介します。ジェノヴァ・ピアッツァ・プリンチペ(Genova Piazza Principe)駅から徒歩すぐの場所に、カステッロ・ダルベルティス-モンテガッレット(Castello d’Albertis-Montegalletto)行きのエレベーターがあります。乗車前にチケットの購入と刻印を忘れずに! 上まで登り、出口から目の前に見える門が、ダルベルティス城への入り口です(※エレベーターが点検中などで停止している場合は36番のバス(Firenze1/Dogaliで下車する)をご利用下さい)。

コロンブスに強く憧れた青年……夢を追い続け、本当に冒険家になった!

コロンブスに強く憧れた青年……夢を追い続け、本当に冒険家になった!

アメリカ大陸を発見した冒険家クリストファー・コロンブスは、ジェノヴァ生まれ。コロンブスの死から340年後、同じくジェノヴァに生まれたエンリーコ・ダルベルティス。コロンブスに憧れを抱き続けた彼は、大人になると、大好きなコロンブスと同じく世界をまたにかける冒険家になりました。3度の世界航海を果たし、その際に日本へも訪れました。14世紀から使われていたジェノヴァの要塞のひとつを1886年に購入し、自身の好みをふんだんに取り入れたおおがかりな改築計画を決行。そうして、ダルベルティス城が完成しました。現在はミュージアムになっており、内部の見学が可能です。図書室に続くバルコニーからは、ジェノヴァの港が一望できます。この町のシンボルタワー、ランテルナ(ジェノヴェーゼ達に長年親しまれている灯台)もよく見えます。子どもの姿のコロンブスの像があり、海を眺めてまるで大航海への大志を抱いているようです。

まるでテーマパーク!世界中を冒険している気分になれるサロンをまわる

まるでテーマパーク!世界中を冒険している気分になれるサロンをまわる

建物の内部はとても不思議な世界。冒険家ダルベルティス氏の世界航海への情熱と、コロンブスへの憧れがぎっしりと詰まった空間です。西洋風だけれど細部がどこかアジア風の大きなサロンの壁には、トスカネリ(西回り航路でスペインから日本へ辿り着けると主張した地理学者)の世界地図が描かれています。部屋に入り、扉のちょうど上あたりに「ジパング」と書かれた、当時考えられていたという日本の地図が描かれています。それはジパングと書かれていなければ気づかないほど、丸々とした形をしています。そのほかにも、異国情緒豊かでエキゾチックな部屋や自分の船のキャビンを再現した部屋などがあり、部屋から部屋へと移動するたびに世界旅行をしている気分に。この奇妙奇天烈なお城へは、当時の著名人たちが訪れています。イタリアの大作曲家、ジュゼッペ・ヴェルディも二度訪問しているとか。こんなおもしろい屋敷を建てるのですから、さぞかしおもしろい人物だったに違いありません。世界航海の話で、客人たちを楽しませていたことでしょう。

普段は非公開の場所に入れるかも……?!

普段は非公開の場所に入れるかも……?!

館内には消防法の都合により一般公開されていない場所がいくつかあります。塔の上へ登ったり、「秘密の通路」と呼ばれている城壁の細い通路を使って櫓(やぐら)の中へ入ったり……。大人でも思わずワクワクする空間があります。残念ながら普段は非公開ですが、ときどきイベントなどで入ることができることもあるのだとか。もし運がよければ、皆さんにも機会があるかも?!
とにかく建物の内部には、撮影スポットがたくさんあります。特にテラスやバルコニーから望めるジェノヴァの青い空と青い海は必見です。地上階にはレストランがあり、海を眺めながらおいしいジェノヴァ料理のランチを楽しむこともできます。バールとしても使えますので、カフェを飲みながら青空の下で一服するのもおすすめ。駅からすぐなので、駅周辺のホテルに滞在されるかたや電車を利用する予定のかたは、ぜひチェックしてみて下さいね!

ダルベルティス城 世界の文化ミュージアム(Castello d’Albertis Museo delle culture del Mondo)
住所 Corso Dogali 18, 16136(GE)
TEL010 272 3820
営業時間4〜9月は火〜金曜10:00~18:00、土・日曜10:00〜19:00(閉館の1時間前までに入館)、5月中旬〜9月中旬は木曜13:00〜22:00。10〜3月は火〜金曜10:00〜17:00、土・日曜10:00〜18:00(閉館の1時間前までに入館)
休日月曜、イタリアの祭日、注意報、警報発令の場合休館

大西 奈々

2011年よりジェノヴァ在住。日本で芸術大学修士課程修了後渡伊、音楽院を卒業。演奏会でリグーリア州各地を周り、小さな街の独特の文化や景色に魅せられる。趣味は休日に骨董市をまわったりジェノヴァ近郊の街を探検する事。バリエーション豊かな伝統工芸品やリグーリア産の食材の産地、料理の情報をお届けいたします。

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